『東京喰種:re』145話では台詞も無く、カネキが竜となり東京を蹂躙する姿が描かれていましたね!
東京に現れた巨大な喰種、 まさに「東京喰種」といったものです。
巨大な竜と化したカネキを止めることはできるのか?
”僕の勝ちだ”と言った旧多の目的とは?
これまでの内容を整理して考えてみましょう。
【東京喰種:Reネタバレ考察】カネキが巨大な竜となり東京を襲う!
旧多の思惑を検証する前に、「黒山羊アジト掃討作戦」について今一度あらすじを整理してみたいと思います。
カネキたち食料班が遠征している隙を狙い、「24区 黒山羊アジト」を襲撃するオッガイら掃討班。
護衛班のナキ、ミザが戦うも圧倒的な数と戦力に砕け散っていきます。
一方、戦闘能力のない待機者を連れて「ルートE14」を目指し逃走するトーカとヒナミ達。
21番地下道で旧多たち鈴谷班と遭遇し、ヒナミが盾となり鈴谷班と戦闘するも追い込まれ絶体絶命に…。
とそこへカネキが姿を現し、完全装備した什造達と戦闘開始。
ところが戦闘描写は無く、四肢をもがれダルマ状態となったカネキは無残にも敗北。
逃走するトーカ達も先回りされ、救いのない絶望の状況に追い込まれます。
窮地に追い込まれ脳内会議を繰り返すカネキ。
ここで終了すれば二度とトーカに会えなくなる…!
覚醒したカネキはハジメやオッガイらを喰い尽くし「竜」となります。
「コウリュウギ」は竜を生み出す作戦だった
出典:石田スイ「東京喰種:re」第13巻145話「たんとお喰べ!!!!赤ちゃん!!!」
「僕の勝ちだ」
「かわいいかわいい、僕の竜。」
これらの経緯から、旧多の言っていた「竜」とは、カネキのことを指していたようです。
旧多の「コウリュウギ」という作戦は、「竜」を召喚させるための「降竜儀」だったということですね。
旧多が「エサ」と呟いていたオッガイはリゼがベースとなっていますので、旧多にとって「竜」はリゼとの子供といった感覚に捉えられます。
旧多をも飲み込み巨大な「竜」と化したカネキは、東京の街をすっぽりと覆い尽くすほど恐ろしく膨張しています。
カネキは意識を保っているのかは不明ですが、これは一体どうなってしまうのでしょうか?
カネキを「竜」と化した、旧多の目的とは一体なんなのか。
過去の旧多の言葉から検証してみましょう。
旧多の目的とは?
出典:石田スイ「東京喰種:re」145話「『隻眼の王』を倒すには[CCG]と”喰種”が手を取り合うしかないッ!」
「巨大な敵がそびえ立ったとき はじめて人類は種族の垣根を飛び越えることが出来るのだ…!」石田スイ「東京喰種:re」第10巻101話より引用
101話にて、カネキと旧多が対面した際「巨大な敵「隻眼の王」がそびえ立ったとき、はじめて人類は種族の垣根を越えて手を取り合える」と旧多が発言しています。
そしてカネキに向けて「あなたが全ての罪を背負い消えるのはどうか」と問う場面も、当時は和修一族を皆殺しした罪を擦り付けたいという風に捉えられましたが、見方を変えると「コウリュウギ」のシナリオの目的を現わしているように思えます。
旧多の言う「超平和」とは、巨大な竜と化した「隻眼の王」という共通の敵を、人間と喰種が共闘して倒すことで種族の垣根を越え手を取り合えるということなのか。
また、旧多は以前「竜」のことを「平和ボケした連中が失禁死する程の無慈悲なラスボス」とも現わしていることから、この世界の「歪んだ鳥籠を支配する国家権力」とされる「V」を炙り出し、鳥籠から解放させようということなのかも知れません。
カネキ復活の鍵を握るのはヒデ?
出典:石田スイ「東京喰種:re」第13巻138話
旧多の言う「超平和」は一見カネキの言う「人間と喰種の共存」とも合致するように思えますが、カネキはこのまま第3の敵となり倒されてしまうのでしょうか?
ここで鍵を握るのは、カネキの親友であるヒデの存在です。
ヒデはスケアクロウとして、丸手や和修政を率いて旧多を攻撃し、瓜江も仲間に引き入れています。
旧多が作り出した「竜」を止めることができるとしたら、本来のCCGトップである彼ら”テロリスト”が絡んでくるのではないでしょうか。
巨大な「竜」と化してしまったカネキですが、元の姿に戻ることはできるのでしょうか?
今後の展開も見逃せませんね!