「東京喰種:re」第150話ではヒデの働きによって、これまで敵対していた人間と喰種が手を取り合うという、前代未聞の事態に展開していきます。
喰種と人間が理解し合える世界は実現するのでしょうか?
「東京喰種:re」第150話の内容を見ていきましょう。
【東京喰種:re ネタバレ考察】150話のあらすじポイント
石田スイ/「東京喰種:re」第150話より引用
嘉納の助手をしていた貴未達が持ち込んだ、長年の研究資料を元に対策を練る丸手。
嘉納曰く、赫子は「折り鶴」のように無数に畳み込まれた「折り畳み構造」をしており、表面上見えていないだけで、内部には膨大な物体構造があるとのこと。
つまり大量の赫包(オッガイ)を取り込んだ「竜」の内部には、いくつもの「折り鶴」が存在し、赫包の数に比例して巨大な形状になっているようです。
「竜」が活動を再開すれば、エネルギーを補填するため暴食に走り23区の被害は拡大必死。
自然消滅するには推定200年とのことですので、巨大な竜から「元となる個体」を探し取り除き、赫子を崩壊させるしか方法はありません。
ヒデの言う「カネキを掘り出す」というのは、このことだった訳ですね。
機動力
石田スイ/「東京喰種:re」第150話より引用
CCGには多数の喰種らが集結。
殉職したと思われていた亜門の姿にどよめく捜査官たち。
ヒデは亜門とアキラとともに喰種を引き連れ、丸手らCCGに「本体(カネキ)」を掘り出す協力を要請します。
「本体」を掘り出すためには機動力が必要なのですが、これまで敵対してきた喰種と手を組むとは前代未聞の話です。
カネキのためなら喰種はCCGに協力すると告げるも、反発は免れない様子。
そもそもカネキは旧多によって処刑されたことになっていたため、捜査官らはさらに混乱しますが、その場に現れた宇井が局長に騙されていたことをネタ明かしします。
因みに宇井の発言では、平子らがCCGを離れた理由を”旧多に騙されていた”とさり気なくすり替えていますねw
喰種とCCGが共闘
宇井は駆逐される前にとっとと帰れと告げますが、亜門は捜査官にとって最も重要なことは平和であり、喰種と一緒でも平和のために戦うべきだと問いかけます。
その言葉に真っ先に手をあげて賛同した才子ですが、他の捜査官は納得し切れない様子。
と次の瞬間、一斉にマスクを外す喰種たち。
唖然とする捜査官らに「私たちはなんでもする 誇りなんてクソ喰らえ!」とトーカが言い放ちます。
トーカの格好よさと全貌に思わず「可愛い」と漏らす捜査官w
それでも”篠原さんなら…”と言う鈴屋什造に対して、お前はもう大人だから自分のことは自分で考えろと告げる丸手。
丸手の言葉の真意に気づいた什造は、「じゃあ、全員で行っちゃいましょう」と笑みを浮かべます。
什造の言葉に捜査官らの意思も結束し、喰種とCCGが共闘することを宣言します。
喰種と人間の未来とは?
「カネキ掘りに行かない?」と、前回ヒデが黒山羊に接触していことから、CCGに喰種との共闘という流れになるのではと想像できましたが、大胆にもそのままCCGに連れてきてしまうとは驚きました。
長年、敵対してきた人間と喰種が手を取り合う日が来るとは、実際に描かれると感慨深いものがあります。
平和のためという大義の元、一時協力する形ではありますが、隻眼の王の意思である”喰種とヒトが理解し合える世界”への第一歩を踏み出せたのではないでしょうか。
ただ未だ姿を見せていないピエロたちや、姿を眩ませている六月と晋三平といった不穏分子があることも否めません。
ピエロたちは楽しいことが好きな喰種の集まりですので、喰種と人間が共存することを望まないかも知れませんね。
果たして、カネキ救出作戦の最後の障害となり得るのでしょうか?
鳥籠を破壊した先にある未来とは?
先の展開が楽しみですね。